2022.11.02
2020.02 勁草書房
技術革新に伴って大幅に向上したICTの知性。高度化・普及化の著しい人工知能によって、人間との連携も一層進んでいくものとみられている。
人工知能との共存を踏まえ、今後目指される社会像・その基本理念とは? 関連する人文・社会科学系の各学問領域から多角的な分析・検討を試みる。
人工知能(AI)の発展を見据え、人間や社会はどのように変わっていくのだろうか、また、人間や社会とAIとの共生のあり方をどのように構想していくべきなのだろうか、という根源的な問いについて、関連するさまざなな分野の研究者が考察しています。
先端技術をめぐるELSIのあり方を考える上でヒントになる一冊かと思います。
(法学研究院 成原慧)
第1編 AIの見た夢とその後の現実
第1章 AI研究の過去と現在[中川裕志・河島茂生]
第2章 技術革新と人間──AIの受容[渡辺智暁]
第3章 AIネットワーク社会におけるアーキテクチャと法のデザイン[成原 慧]
第2編 AIの見る夢
第1章 AIと科学研究[呉羽真・久木田水生]
第2章 AIと性愛──AIと人は親密さを築くことができるか[匿名希望]
第3章 AIと統治[岡本慎平・稲葉振一郎]
第4章 AIとその道徳的能力──AIによる統治の正当性条件を巡って[安藤 馨]
第3編 AIを襲う現実
第1章 プロファイリング・理由・人格[大屋雄裕]
第2章 AIのガバナンス[江間有沙・城山英明]
トークライブ 「AI「が」創る倫理 ~SFが幻視するもの~」[稲葉振一郎・飛浩隆・八代嘉美/小山田和仁(司会)]
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● 研究者情報
九州大学 経済学研究院 成原 慧(ナリハラ サトシ)
E-mail: narihara☆law.kyushu-u.ac.jp
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