イベント情報
Events Information
終了第9弾企画
新型コロナウイルス感染症とSDGs
2021.04.22
5月26日に人社系協働研究・教育コモンズの第9回シンポジウム「新型コロナウイルス感染症とSDGs」を開催いたします。皆さまご参加いただきますよう、お願いいたします。
2015年9月に国連において社会・環境・経済分野における課題に対して17の目標と169 のターゲットで構成される持続可能な開発目標（SDGs）が採択されました。SDGsの推進を目指し、政府企業、NGOなど様々な主体が積極的に課題解決に向けた取り組みを行う中で、九州大学においても自然科学分野及び人文社会科学分野において精力的に研究が進められています。
日本学術会議ではSDGs推進に向けた研究体制として「SDGsの目標達成と個別の課題の解決には相互に複雑な関係があり、この問題に取り組むためには多くの学術領域の協働と社会との強い連携が不可欠となる」と指摘して います 。 この指摘を踏まえれば、SDGs推進に向けた研究には 幅広い分野の研究者による 学際的な研究体制が必要であり、その体制をいかにして構築するかが重要となります。
こうした背景の下、九州大学人社系協働研究・教育コモンズでは「持続可能な開発目標（SDGs）と循環経済」というテーマを研究活動の指針の一つとして掲げ、多様な分野の研究者による協働研究の活性化を目指しています。本シンポジウムでは、新型コロナウイルス感染症とSDGsの関係性、特に低炭素エネルギー社会への転換に注目した内容で 議論します。是非とも、皆さまの積極的な参加をお待ちしています。
▶ 日時：2021年 5月26日（水） 15：00～17：30
▶ 講演：
「 COVID 19 が低炭素エネルギー社会への転換に及ぼす影響 」
Andrew Chapman（九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 准教授）
▶ 使用言語：日本語
▶ 司会：藤井秀道（九州大学 経済学研究院 准教授）
▶ 場所：オンライン会議形式（Zoom）
本シンポジウムはオンラインにて開催いたします。
ご登録いただいたメールアドレスに、シンポジウム前日、開催場所のURLをお送りいたします。
実施報告
第9回シンポジウム「新型コロナウイルス感染症とSDGs」」を開催しました。
Novel Coronavirus COVID-19 and SDGs
2021.05.26
令和2年5月26日（水）、人社系協働研究・教育コモンズ（※１）の第9弾企画として講演会「新型コロナウイルス感染症とSDGs」をオンライン形式で開催しました。
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当日は、藤井秀道准教授（経済学研究院）の司会のもと、コモンズの協働研究活動委員長・木下寛子准教授（人間環境学研究院）と加河茂美主幹教授（経済学研究院・Q-AOS生存基盤環境クラスター・環境経済・経営モジュール長）から開会挨拶が行われたのち、講演者であるチャップマン・アンドリュー准教授（カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所）に登壇いただき、「COVID-19が低炭素エネルギー社会への転換に及ぼす影響」のタイトルで講演をいただきました。
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その後、宮本一夫教授（人文科学研究院）、李学成助教（人間環境学研究院）、平山賢太郎准教授（法学研究院）、八木信一教授（経済学研究院）に討論者としてご登壇いただき、考古学、建築環境学、競争法、地方財政論の視点から、COVID-19がSDGsに及ぼす影響について論じていただきました。
講演会には、学内外の研究者や学生約100名の方々に参加いただきました。参加者からは「幅広い分野からの視点での意見を伺うことができ大変興味深かった」、「お話しいただいた先生方から熱意が伝わった」、「普段の授業では聞くことができないような貴重なお話を聞くことができて大変勉強になった」などの感想がありました。
お忙しいなか、ご講演を賜りました先生方、ならびにご協力をいただいた関係者の皆さまに心よりお礼申し上げます。
On May 26th 2021, we held the 9th Symposium of the Collaborative Platform in Research and Education on Humanities and Social Sciences, titled ‘Novel Coronavirus COVID-19 and SDGs’, online.
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On the day, with Associate Professor Hidemichi Fujii (Faculty of Economics) as our moderator, and following an introduction from the Chairperson of the Collaborative Platform in Research and Education on Humanities and Social Sciences, Associate Professor Hiroko Kinoshita (Faculty of Human-Environment Studies) and Senior Professor Shigemi Kagawa (Faculty of Economics, Kyushu University Institute for Asian and Oceanic Studies, environmental economics, Head of Management Module), we received a presentation from the presenter of the day, Associate Professor Andrew Chapman (International Institute for Carbon-Neutral Energy Research), titled ‘The Effects of COVID-19 on the Transition to a Low-Carbon Energy Society’.
Following this, we welcomed to the stage Professor Kazuo Miyamoto (Faculty of Humanities), Assistant Professor Haksung Lee (Faculty of Human-Environment Studies), Associate Professor Kentarou Hirayama (Faculty of Law), and Professor Shinichi Yatsuki (Faculty of Economics), and held a discussion regarding the effects of COVID-19 on SDGs from the perspective of the disciplines of archaeology, architecture and environmental studies, competition law, and regional financial theory.
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Approximately 100 students and academics from within and beyond Kyushu University attended the presentation. We received much positive feedback from participants, including that it was interesting to hear from many different disciplinary perspectives, that the passion of the academics was tangible, and that it was a great opportunity for participants to learn about things not covered in regular university classes.