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New!第28弾企画

知の形成史 #12

2024.09.27

 11月20日に人社系協働研究・教育コモンズのオムニバスセッション「知の形成史」を開催いたします。皆さまご参加いただきますよう、お願いいたします。


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 どんな分野でもそうですが、「人文社会系」、もっと大きく「文系」としてくくられる学問の中にも、多様な方法と目標・関心を持つさまざまな研究領域が広がっています。しかし、それぞれの研究領域は、初めから現在の形で個別に独立して存在していたものではありませんでした。そこには少なからず、人々の知的好奇心に導かれながらも、時代の移ろいや、それにともなう社会の要求にも応答して分化してきた経緯があります。

 本シリーズでは、毎回人社系の先生をお呼びして、具体的な研究のお話をうかがいながら、いま一度それぞれの領域の「出来いできはじめ」を紐解きつつ、現在の学問が時代や社会に何を要求されているのか、そして何ができるのかを考えます。人社系の知の意味と意義を問いなおすことを通じて、協働研究の「コモンズ」醸成を目指します。

 第12回目は経済学研究院から、鷲崎俊太郎先生をお呼びして、西鉄沿線を中心とした福岡の都市の歴史についてお伺いしていきます。

▶ 日時:2024年11月20日(水) 13:00~14:30


▶ 鷲崎俊太郎(九州大学経済学研究院准教授 産業・企業システム部門)

西鉄沿線の近現代史―空間利用から捉える「点と線」の結びなおし―

 2024年は,西鉄天神大牟田線・貝塚線の開業100周年にあたります。沿線の歴史とは土地の歴史であり,そこでは,高い利便性ゆえの生産活動が過去から行われてきました。とりわけ,西鉄沿線の場合,そのジャンルは,第1次産業から第3次産業まで,多岐にわたっています。それらは,現代の生活とどう結びついているのでしょうか。今回は,「住みやすい街に向けた水の制御」,「西鉄沿線の戦時・戦後復興期」,「教育文化の発展と施設のあり方」という3つのテーマを掲げながら,駅で結ばれた路線を一旦ほどいて,テーマに沿って新たな線を結び直し,沿線という単位で考える空間史の世界を描き出してみたいと思います。

▶ 黒瀬武史(九州大学人間環境学研究院教授)

▶ 司会:蛭沼芽衣(九州大学人文科学研究院助教)


▶ 場所:九州大学伊都キャンパス E-E-212会議室
    オンライン会議形式(Zoom)

▶ 共催:

九州大学アジア・オセアニア研究教育機構

九州大学社会連携推進室 科学コミュニケーション推進グループ

▶ 後援:

九州⼤学法⽂学部創⽴100周年記念事業実施委員会

参加申し込みは下のフォームからお願いいたします。ご登録いただいたメールアドレスに、シンポジウム前日、開催場所のURLをお送りいたします。
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お問い合わせ

九州大学人社系協働研究・教育コモンズ

E-mail: enquiry-commons★cmns.kyushu-u.ac.jp

(★を@に変更してください)