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知の形成史 #3

2022.06.09

 7月13日に人社系協働研究・教育コモンズのオムニバスセッション「知の形成史」を開催いたします。皆さまご参加いただきますよう、お願いいたします。


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 どんな分野でもそうですが、「人文社会系」、もっと大きく「文系」としてくくられる学問の中にも、多様な方法と目標・関心を持つさまざまな研究領域が広がっています。しかし、それぞれの研究領域は、初めから現在の形で個別に独立して存在していたものではありませんでした。そこには少なからず、人々の知的好奇心に導かれながらも、時代の移ろいや、それにともなう社会の要求にも応答して分化してきた経緯があります。

 本シリーズでは、毎回人社系の先生をお呼びして、具体的な研究のお話をうかがいながら、いま一度それぞれの領域の「出来いできはじめ」を紐解きつつ、現在の学問が時代や社会に何を要求されているのか、そして何ができるのかを考えます。人社系の知の意味と意義を問いなおすことを通じて、協働研究の「コモンズ」醸成を目指します。

 第三回目は経済学研究院から、荒木啓充先生をお呼びして、昆虫食についてお伺いしていきます。

 本企画は九州大学創立111 周年記念VISION EX PO における科学 コミュニケーション推進グループ企画「『みせる』九大の総合知プロ ジェクト~ 『海』と『食』~」の一環として実施されています。

▶ 日時:2022年 7月13日(水) 14:50~16:20


▶ 荒木啓充(経済学研究院助教( 産業マネジメント部門))

食資源としての昆虫 〜昆虫の新たな価値創造〜

昆虫は地球上で最も種類の多い生物であり、100万種以上が記載されている。昆虫はこれまでに分類学、遺伝学、生態学、分子生物学、衛生学など、さまざまな領域で研究対象とされてきたが、近年の世界的人口増加とそれに伴う食糧不足や環境的、産業的観点から、食資源として新たな価値を創造しようとしている。2023年は昆虫学者ファーブル博士の生誕200年である。この時代に昆虫が人類の食糧危機を救うかもしれない存在になろうとは、ファーブル博士は草葉の陰からどのような思いで見つめているだろうか。昆虫を食することの社会的、科学的側面について紹介する。

▶ 田尾 周一郎(九州大学基幹教育院助教)

▶ 司会:岡幸江(九州大学人間環境学研究院教授)


▶ 場所:オンライン会議形式(Zoom)

▶ 共催:九州大学科学コミュニケーション推進グループ(Q-STRING)

本シンポジウムはオンラインにて開催いたします。参加申し込みは下のフォームからお願いいたします。

ご登録いただいたメールアドレスに、シンポジウム前日、開催場所のURLをお送りいたします。

お問い合わせ

九州大学人社系協働研究・教育コモンズ

E-mail: enquiry-commons★cmns.kyushu-u.ac.jp

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