COVID-19の感染拡大の影響を受け、遠隔医療へと期待が集まっている。このシンポジウムでは、遠隔医療とデータ・ガバナンスの共創をテーマとしている。医学・看護学が対象とする「医療」、情報工学が対象とする「技術」、社会科学が対象とする「政策」「市場」「社会」に起因する課題を包括的に捉え、「SDG3：すべての人に健康と福祉を」を達成する道筋を検証する。セッション１は医療情報のアクセスを保障するためのデータ・ガバナンスを取り上げ、医療・情報・市場という視点から議論を進めていく。セッション２は遠隔医療教育を取り上げ、医療の視点、技術の視点、政策的視点の3つの視角から考察を深めていく。セッション3では外国人診療などの医療コミュニケーションにおける遠隔医療の課題である。医師の視点、通訳の視点、コーディネーターの視点から議論を掘り下げていく。

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