人社系副専攻プログラム

よくある質問と回答

【基本編】いったいどんなプログラム?

Q1 共創学部とどう違うのですか?

現代社会は、従来の学問体系の枠組みでは解決できない問題に直面しているという基本的な問題意識は、共創学部も人社系副専攻プログラムも共通です。人社系副専攻プログラムは、九州大学という総合大学の強みを生かし、文学・教育学・法学・経済学・工学などの学問体系と、それぞれの学問において培われてきた方法論(ディシプリン)をより重視しながら、この共通の目標に挑戦します。

Q2 文系4学部には国際コースもあるようですが、どう違うのですか?

文系4学部の国際コースは、各学部で学ぶ専門知識を、英語などのコミュニケーション力を養うことで「国際的」に展開できるようにすることを目的としています。人社系副専攻プログラムにも国際志向のプログラムはありますが、その趣旨は各学部で学ぶ専門知識に加えて、人文・社会科学分野全体の「学際的」な広がりを持った知識を体系的に身につけることにあります。両者は補完関係にありますので、国際コースに属する学生が、人社系副専攻プログラムを履修することも可能です。

Q3 工学部建築学科以外の理系学部や医系学部に所属する学生もこのプログラムを履修できますか?

人社系副専攻プログラムは、当面、九州大学の文学部、教育学部、法学部、経済学部及び工学部建築学科の何れかに所属する学生を対象に、人文学や社会科学を広く学ぶ体系的なプログラムとしてスタートします。理系・医系の学部所属の学生の皆さんは「基幹教育科目(その他)」として提供されている文系学部の授業を、個々の判断で履修することになります。

Q4 「チャレンジ21」というプログラムとの関係は?

九州大学には既にチャレンジ21という文理横断型の副専攻プログラムが存在します。当プログラムはチャレンジ21(学際コース)の理念を踏まえつつも、文系4学部及び工学部建築学科間に絞ったプログラムを体系的に提供し、文系4学部及び工学部建築学科に所属する学生に人文学・社会科学に特化した知的広がりを提供するものです。

【応用編】どうやって履修するの?

Q1 副専攻プログラムを履修したいのですが、そのための特別入試のようなものがあるのでしょうか?

いいえありません。九州大学の文学部・教育学部・法学部・経済学部・工学部建築学科が実施する入試に合格して入学後、2年生に進級した後に履修することになります。

Q2 文系4学部及び工学部建築学科に入学したら副専攻プログラムは必ず履修しなければなりませんか?

文系4学部及び工学部建築学科に所属する学生は、先ず2年次に専門教育を開始する段階で、必ず19ある副専攻プログラム(2-3ページ参照)の何れかを選択し「仮登録」を行うことになります。その後、主専攻での学習の進捗状況や自らの将来像などを勘案しながら「本登録」を行い、プログラムでの学習をスタートさせることができます。本登録はマストではありませんが、強く推奨されます。

Q3 登録したにもかかわらずプログラムが定める単位を取得できない場合、卒業できなくなりますか?

いいえ、その心配はありません。本プログラムの履修が修了しなくても、各学部が定める卒業要件を満たしていれば、卒業には影響しません。

Q4 プログラムを全て履修したら何か証明書がもらえますか?

各プログラムに登録をした上で、当該プログラムに必要な授業を全て履修し単位を修得すれば、卒業時に授与される学位記(卒業証書)と一緒に、副専攻プログラム修了証を授与します。それにより、人文・社会科学を横断する広い知識を身につけた証として社会にアピールできます。優秀な成績でプログラムを修了した学生には、優秀賞が授与されます。