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終了第34弾企画

知の形成史 #15

2025.10.06

 10月3日に人社系協働研究・教育コモンズのオムニバスセッション「知の形成史」を開催いたします。皆さまご参加いただきますよう、お願いいたします。


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 どんな分野でもそうですが、「人文社会系」、もっと大きく「文系」としてくくられる学問の中にも、多様な方法と目標・関心を持つさまざまな研究領域が広がっています。しかし、それぞれの研究領域は、初めから現在の形で個別に独立して存在していたものではありませんでした。そこには少なからず、人々の知的好奇心に導かれながらも、時代の移ろいや、それにともなう社会の要求にも応答して分化してきた経緯があります。

 本シリーズでは、毎回人社系の先生をお呼びして、具体的な研究のお話をうかがいながら、いま一度それぞれの領域の「出来いできはじめ」を紐解きつつ、現在の学問が時代や社会に何を要求されているのか、そして何ができるのかを考えます。人社系の知の意味と意義を問いなおすことを通じて、協働研究の「コモンズ」醸成を目指します。

 第15回目は法学研究院から、柳愛林先生をお呼びして、日本における政治思想の形成についてお伺いしていきます。

▶ 日時:2025年10月3日(金) 13:00~14:30


▶ 柳愛林(九州大学法学研究院准教授 政治学部門)

カレーライスと政治思想――日本近代における西洋政治思想の受容

 人類が群れをなして生活を始めた瞬間から政治・・は存在してきました。そして、より望ましい政治とは何か、つまり人々の生活を豊かにするにはどうすればよいかという問いから、多様な政治思想・・が生まれました。日本の明治時代は、伝統的思想を土台にしつつ西洋の政治思想を本格的に受け入れて再創造し、独自の思想を展開した時代です。「民主主義」や「保守主義」もその例です。国境や地域を越えて受容された思想がどのように変容したのか、そのダイナミズムをたどりながら、政治思想史の魅力を共有する時間としたいです。

▶ 工藤孔梨子(九州大学病院アジア遠隔医療開発センター講師)

▶ 司会:木下寛子(九州大学人間環境学研究院准教授)


▶ 場所:九州大学馬出キャンパス 医学図書館1F講習会スペース
    オンライン会議形式(Zoom)

▶ 共催:

九州大学社会連携推進室 科学コミュニケーション推進グループ

九州大学アジア・オセアニア研究教育機構

▶ 後援:

九州⼤学法⽂学部創⽴100周年記念事業実施委員会

参加申し込みは下のフォームからお願いいたします。ご登録いただいたメールアドレスに、シンポジウム前日、開催場所のURLをお送りいたします。

お問い合わせ

九州大学人社系協働研究・教育コモンズ

E-mail: enquiry-commons★cmns.kyushu-u.ac.jp

(★を@に変更してください)